ASC : アセンダント
ホロスコープを読むときには「ASCは獅子座で、太陽は9室」といった表現をします。新月図やその他の月相図を読むときにも、ASCは重要です。
「アセンダント=ASC 東の地平線から昇りつつある星座」と理解してくださればいいです。
「ascend = 上昇」という意味で、文字通り捉えればアセンダントは上昇する、優位、支配的、という意味になりますが、個人のホロスコープチャートでは第一印象、態度、顔立ちとして現れます。月相図では、その時期の事件の主役となる出来事や、雰囲気を表します。どちらも「行動原理」と考えて見るとぴったりきます。
獅子座がアセンダントの人は、態度が大きく、自分を特別な存在のように振る舞います。時には「態度がでかいぞ!」といわれていじめられたりします。どういう分野で態度がでかいかは、支配星である太陽が決めます。
月相図のアセンダントが、乙女座の場合、細かい知性や、手先を使うこと、人にサービスすることから仕事全般などがフォーカスされる。という解釈になります。どういう分野でサービスするかというのは支配星である水星が決めます。たとえば、水星が2室なら物作り、6室なら仕事の作業です。「今月の新月図は蠍座ASCなので、人との絆が大事」といった表現もします。支配星の冥王星が6室ならバイト先でのチームワークとか、9室ならセミナーなどの人間関係とか。
アセンダントは車にたとえるとよくわかります。エンジンや足回りが1300CCの普通の車でも、上に乗っかっているボディーがスポーツタイプ、トラック、バン、ファミリータイプといろいろあります。これがアセンダントです。つまり「見かけ」です。そして、第一印象は、第一の用途でもあります。獅子座ASCの車といったら、白のクラウンとか、ベンツ、「俺をだれだと思ってるんだ!どけどけ」みたいな感じ。牡羊座ならスポーツカー。乙女座なら、商用車とか。
こう考えると生まれた時間が違うだけで、かなり違う印象と機能の人になることも理解できますね。ASCは第一印象、風貌、主要機能と関連してきます。生まれた時間がわからないときに、ルックスから判断する材料にもなります。
ASC 牡羊座:
ワイルドでスピード感がある印象。菱形で、かっこいい顔立ち。活動的。アウトドア派。サッカー選手やレーサー。
ASC 牡牛座:
のんびりした育ちの良さそうな印象。いつもマイペースで上品。芸術家や工芸家、職人気質。コレクター。インドアな雰囲気。
ASC 双子座:
手足が長く、身軽。少年のような中性的な体つき。猿っぽいいつも落ち着きなく動き回っており、ダンサーや体操選手。
ASC 蟹座:
繊細な印象。男性は四角い顔、女性は丸顔。母性的で受容的。人情家。世話付き。感情が顔にでる。接客業や、初等教育者。
ASC 獅子座:
漫画の主人公のような太い眉、大きな目。風格のある態度。存在感が目立つ。リーダーにされやすい。芸能人、セレブ。
ASC 乙女座:
きまじめな雰囲気。必ずしもやせていないけれど、細やかな風情。何らかの役割を自分で探して、手伝う。決めれた仕事をきちんとする。
ASC 天秤座:
上品で社交的な雰囲気。バランスのいい体型と、場にあった服装。周囲の目を気にして、上手に振る舞う。接客業、営業職。
ASC 蠍座:
額が広い顔立ち。人なつっこい雰囲気、行き過ぎるとセクシー。親近感を感じさせるアイドル。集中力や分析力から探偵。
ASC 射手座:
体格がよく、小柄でもさっそうと歩く。どこへでも出かけていく。インディージョーンズのような冒険家。ライダー。登山家。
ASC 山羊座:
彫りが深く骨太。エキゾチックな目鼻立ち。概してやせている。責任感がつよく、まじめな印象。大人びている。古風な価値観。
ASC 水瓶座:
つるんとした卵形の顔か、ロボットのような体型。オープンに人と接するが、適度な距離感。科学者、オタク的印象。
ASC 魚座:
繊細で傷つきやすそうな印象。とてもソフトで優しいが、クール。神秘的なオーラ、肌が薄く、伸びた感じ。魔法使いっぽい。
サビアンシンボル
12星座は、360度を12等分に分割にしているので、角度数それぞれ30度ずつあります。各度数の個性を表現するディグリーミーニングの代表的なものが、サビアンシンボルです。サビアンシンボルはエドワード・ジョーンズによって1920年代に発見され、その後50年近い研究の上に、1970年代にディーン・ルディーアによって、アストロジカル・マンダラとしてまとめられ、現代占星術の独自の技法として広まったものです。日本では、直居アキラ氏、松村潔氏の著作によって広く知られています。
DWAD ドワドサマス
もともとはインド占星術の分割技法の一つですが、一つのサイン30度の内部をさらに、12サインに割り当てて考える方法です。
この方法は1セクターが2.5度と半端になりますが、2ブロックで5度のブロックにまとまりますので、このサイトでは
DWAD:蠍・射手「アザラシ/コメディアン/祖国/恋人達/三角」このような表現をしています。「」の中は、それぞれのサビアンを短いキーワードにした五つ組です。
上の例は牡羊座のはじめの五度域ですが、なぜか蠍で始まっています。
これは、ジョン・サンドバック氏の研究によるもので、牡羊座のはじめのDWADは、火星という支配星のサブルーラーである蠍で始まり、それにつづいて、射手、山羊、水瓶と続いていくのです。
雄牛座のはじめの五度域は以下のようになります。DWAD:天秤・蠍「小川/磁気嵐/三つ葉/虹の壷/未亡人」
これは雄牛座の支配性のサブルーラーである天秤座をスタートにおいて、純次、蠍、射手、山羊…と続いているのです。
牡羊座の中ではじめの2.5度域は蠍座的な集中と変容の性質を持っている。
牡牛座のはじめのDWADは、天秤座のファッション性を持っているというように使います。サビアンと照応してぴったりなので採用しています。
一般にサインは前半の若い度数ほどそのサインの特徴が純粋に現れ、後半の老いた度数ほど、複雑で成熟した表現をもっています。
ライトランゲージ
light language = 光の言語。 一般に、宇宙語と呼ばれていますが、聖書には、異言として、信者に精霊が降りた時に祈りとともにつぶやかれる普通の言語としては理解できない言葉として四カ所記録されています。・・・・ペンテコステの日の異言。
ルシエルは初めて聖書にふれた小学生時代に「異言」の記述に関心をもち、日曜学校の女性の先生に聞いた記憶がありますが、「わからない」と言われました。まあ、当然のことですね。
その後、バビロン以前の言語とは何だったのかという漠然とした疑問が繰り返し意識に登り、後に、大学において、言語社会学のゼミをうける動機になりました。しかし、アカデミックの世界の言語学は問題にしているものが全く違ったのでした。
現代社会においても、キリスト教のカリスマ派、ペンテコステ運動などが異言を信仰の証として広めており、キリスト教以外でも、シャーマニズム領域で異言はしばしば観察されているようです。魔法の呪文と言われる多くのものは異言であったろうと推察されます。
ルシエルがはじめて、ライトランゲージに触れたのはヤンタラ・ジローさんのワークショップにおいてでした。非常に美しい癒やしの言葉、音楽として受け取りました。彼のCDを聞きながら、まねごとでいろいろな声を出してみるうちにあるときに、異言がほとばしりでました。
その感覚は、自分がスピーカーコーンになったように、自動的に声帯と口が動くというもの。
その語、ジローさんのライトランゲージワークショップに参加して、自分が比較的自在に、異言を語ることができ、しかも、その意味を翻訳できることに気がつきました。
宇宙に問いかければ、適切な存在が答えを与えてくれます。しかし、その間隔は、占星術のセッション中にクライアントの疑問を自分の直感や星の配置の中に探ることと同じなのです。
つまり、僕にとってのライトランゲージは、直感を音にしたもの。直感を言葉にする代わりに。
直感=>ライトランゲージ=>言葉 という流れで変換するものなのでした。
次にライトランゲージの働きですが、意味を伝達するばかりではなく、エネルギーを伝達して
いるのです。クライアントの愁訴が、ライトランゲージの響きによって消えるというのをなんども経験しています。細胞に振動をあたえ、DNAを書き換えているともよく言われます。
僕はDNAは実物を見たことがないので、どうなっているのかわかりませんけれど。
ライトランゲージの研究は今、始まったばかりです。今後も探求を続けたいと思います。