松戸七福神
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めでたい松戸七福神めぐり
真言宗豊山派日暮山医王寺徳藏院のサイト
真言宗豊山派の歴史
真言密教の歴史は、大乗仏教を大成する形で七世紀ごろのインドに始まります。中国に伝わり体系化され、延暦二十四年(805)に弘法大師(空海)が長安(現在の西安)にわたって、恵果阿闍梨から真言密教の教えを授かり、日本へと伝えられました。
弘法大師によって開宗された真言宗は、東寺や高野山を中心に広められ、平安末期の頃に興教大師(覚鑁「かくばん」)によってさらに新しい力が吹き込まれ、根来寺が創建されました。
鎌倉時代には、頼瑜僧正(らいゆそうじょう)によって新義真言宗が成立し、根来寺を中心に栄えましたが、戦国時代の戦渦により、専誉僧正はじめ多くの僧侶が根来寺を離れることになりました。
その後、豊臣秀長公に招かれた専誉僧正(せんよそうじょう)は、奈良の長谷寺で豊山派を興します。派名は長谷寺の山号「豊山」に由来します。
また、江戸時代、五代将軍徳川綱吉公の生母桂昌院により護国寺が建立されました。
宗祖 | 中興 | 派祖 |
弘法大師(空海) | 興教大師(覚鑁) | 専誉僧正 |
774-835 | 1095-1143 | 1530-1604 |
また経文の一字一句に節をつけた聲明(しょうみょう)は広く知られています。お経のほかにもご詠歌(えいか)や和讃(わさん)をお唱えすることがあります。
私たちは、さまざまな祈りや願いをもって生活しています。真言宗では、人々がより良い日々をおくれるように、密教の修法を通じて、その思いを仏様に届けます。
そして、私たち自身の努力と向上心(以我功徳力「いがくどくりき」)、仏さまの大慈悲の力(如来加持力「にょらいかじりき」)、自分を取り巻く一切の環境の力(及以法界力「ぎゅういほうかいりき」)という三つの力が整ったとき、その祈りや願いは成就するのです。
火を焚いて仏さまに供養して祈る「護摩祈願」が代表的です。
ご先祖さまを大切にするということは、自分が今あることに感謝し、また自分自身を大切にしていくことに他なりません。
自分が受けたさまざまな恩に感謝し、供養の誠をささげながら、その功徳を自分のものとせずに、ご先祖さま、そして縁あるすべてのものへと手向けることを、廻向(えこう)といいます。
先祖供養として行われる廻向は、まことに心温まるすばらしい行いといえましょう。
弘法大師は、ものごとを宇宙的な視野でとらえ、深い洞察を加えていくという、大きな世界観をもって、人々の幸せのために、今も私たちを見守ってくださっています。
お大師さまを人生の目標とし、同行二人(どうぎょうににん:お大師さまといつも一緒)という生活をおくることが、真言宗における安心(あんじん)の要となります。
お大師さまと共に力強く「今」を生きてまいりましょう。